中日・ロメロ 1カ月ぶりの白星に笑顔 大瀬良と3度目の投げ合いで“数センチの工夫”実った

[ 2019年8月23日 21:50 ]

セ・リーグ   中日4―1広島 ( 2019年8月23日    ナゴヤD )

<中・広>力投する先発のロメロ(撮影・椎名 航)
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 1カ月ぶりの白星に笑みが止まらなかった。中日の先発・ロメロは6回1失点で7勝目。7月18日のDeNA戦以来となる勝ち星に「何とか6回まで1失点で抑えることができ、嬉しいです」と声を張った。

 3回2死二塁から松山に中前打を浴び、先制打を許したが崩れなかった。難局を迎えても「ピンチになったとき、落ち着いて打者1人1人に向かっていこうと心がけた」と気持ちを落ち着かせ、6回2死満塁では西川を低めカットボールで遊ゴロ。最大のピンチを切り抜け、渾身のガッツポーズを繰り出した。

 自身の小さな努力も白星につながった。

 大瀬良とは今季3度目の投げ合い。どういう投手かはマウンドの土の掘れ具合にも現れる。元々、プレートの三塁側に立って投げ込むが、この日はさらに三塁側ギリギリに立った。「右投手なので同じところを掘られないよう少しだけ寄った」とロメロ。

 わずか数センチだが、移動することで掘れて荒れたマウンドでなく自身の歩幅に合わせた足場から投げ込むことでリズムを崩さなかった。

 お立ち台では「いつも福田と高橋が打ってくれる。感謝したい」と打線にお礼の言葉を述べた助っ人左腕。2桁勝利も視界に捉えた。

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