【東東京】青山学院 スクイズから大量点 昨秋のリベンジ果たした

[ 2019年7月14日 18:36 ]

第101回全国高校野球選手権 東東京大会3回戦   青山学院11―1大崎 ( 2019年7月14日    神宮第2 )

<大崎・青山学院>4回一死、9番熊本のスクイズで生還する青山学院・市川
Photo By スポニチ

 青山学院が東東京大会3回戦で大崎と対戦し、11―1の7回コールド勝ちした。圧勝のきっかけをつくったのは、スクイズだった。0―0で迎えた4回、主将の市川が先頭で左前打で出塁した。

 「雨の中、必死に応援してくれている」。雨よりも強く降り注ぐ三塁側スタンドからの声援を力に変えた。1死三塁とし、打席には9番の熊本。「成功体験が自信になった」と2ストライクからスクイズを決め、三塁走者の市川が先制のホームを踏んだ。熊本は前戦の桜丘戦でも追い込まれてからスクイズを決めていた。試合の均衡を破る一打。前回以上に価値のある1点を奪い、この回一挙7点で試合を決めた。

 「昨秋、大崎に敗れた悔しさが土台になっている」と市川。チームの成長を主将として誰よりも実感した。スタンドで観戦した市川の父・英樹さん(45)も「何事に対しても準備ができるようになった」と目を細めた。(古澤 航)

続きを表示

2019年7月14日のニュース