巨人6連勝 “山口劇場”圧巻12Kでリーグ単独トップ9勝目、プロ14年目初5連勝&勝ち越しホーム

[ 2019年7月5日 20:51 ]

セ・リーグ   巨人8ー4DeNA ( 2019年7月5日    東京D )

巨人先発の山口(撮影・島崎忠彦)
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 巨人は5日、DeNAとの3連戦初戦に8―4で快勝。セ・リーグ屈指の好投手同士の投げ合いに打ち勝ち、今季2度目の6連勝を挙げた。

 ともにリーグ最多の今季8勝をマークしている巨人・山口とDeNA・今永が激突。投げ合いが予想されていたが、先に先制点を挙げたのはDeNAだった。

 0-0の2回無死一塁、今季わずか3被弾の山口がDeNAの5番・ロペスに2ランを被弾。2点を追いかける展開になった。

 打線は今永のストレートに苦戦し4回まで無安打に封じられていたが、5回1死、5番・ビヤヌエバが四球を選び出塁。続く6番・若林がフルカウントから8球目ストレートをはじき返すと、打球は左スタンドへ。スイッチヒッターの若林が、右打席では初となる値千金の3号2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。

 2-2の6回の守備で、山口は2つの四球を許しながら3番・ソト、4番・筒香を連続三振に仕留めた。山口は力投した直後の攻撃でフェンス直撃の二塁打を放つと、1番・亀井が三塁線へセーフティーバンドを決めた。亀井は絶妙なラインに転がし、際どいタイミングで一塁を駆け抜け一度はアウトの判定も、原監督がリクエストを要求しセーフの判定に覆った。

 無死一、三塁の絶好機で2番・坂本勇が左前適時打を放ち、1点を勝ち越し。なおも無死一、二塁のチャンスで3番・丸が6球目を左スタンドへ運ぶ15号3ランを放った。丸は6回の守備でも、抜けていれば1点を失う場面でDeNA1番・神里の大飛球をジャンピングキャッチするスーパーファインプレーを披露。攻守にわたり山口を援護。打線は7回にも坂本がDeNAの2番手・武藤から適時2塁打を放ち2点を追加。8-2とリードを広げた。

 山口は古巣相手に8回2安打2失点。プロ14年目で初のシーズン5連勝を挙げた。援護をもらった8回には三者連続三振に仕留めるなど圧巻の12奪三振。リーグ単独トップの9勝目を手にした。

 DeNAは9勝目を目指す今永が4回まで無安打に抑える好投も、中盤につかまり6回5安打6失点。リーグトップの109奪三振を記録していた左腕は、この日も9つの三振を奪うも粘りきれなかった。打線はロペスの2ランで先制。その後は得点を奪えずにいたが、6点ビハインドの9回無死一塁からロペスがこの日2本目となる16号2ランを放ち一矢報いた。だが反撃およばず、勝利すれば78日ぶりの貯金生活だっただけに、悔しい敗戦を喫した

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