広島・大瀬良 御嶽海から注入!どすこいパワー 悲願日本一へ「刺激受けました」

[ 2018年12月27日 05:30 ]

笑顔で話す広島・大瀬良(右)と御嶽海(中央)(撮影・西海健太郎)
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 関脇パワーを吸収し、悲願の日本一へ――。広島・大瀬良大地投手(25)が26日、都内で開かれた報知プロスポーツ大賞の表彰式に出席した。同じく大賞を受賞した関脇・御嶽海(26=出羽海部屋)と体調管理の方法について意見交換するなど意気投合。他競技の一流選手から刺激を受け、さらなる飛躍を誓った。

 表彰式ラッシュの今オフの締めくくりは、大瀬良にとって貴重な時間となった。大相撲・御嶽海、男子ゴルフ・今平周吾、ボクシング・井上尚弥らと並んだ壇上で、表情を引き締めた。

 「普段は他競技の方と話す機会はなく、新鮮だし刺激を受けました。これからは、より他競技にも関心を持っていきたい」

 名だたる一流アスリートの中でも、名古屋場所で初優勝を飾った御嶽海とは付け人と同じ出身中学という縁もあり、すぐに打ち解け連絡先も交換した。シーズンオフのコンディションの整え方、体重管理の方法や意識していることなど積極的に質問。「スポーツはそういうものを大事にしないといけない。僕もオフは太ってしまいがちなので、より意識を高く持ってやらないと」と再確認した。

 今季はセ・リーグ3連覇、個人としても最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。それでも「日本一になれなかった悔しさが強い。何よりチームスポーツなので」と満足感はない。

 まずはリーグ4連覇を目指す来季、ライバルチームの巨人には丸という手ごわい敵も加わった。マツダスタジアムのロッカーが整理されているのを見て「本当にいなくなるんだな…と寂しさを感じた」と吐露。もちろん、試合になれば別だ。「今季は岡本君という4番をキーポイントにしてきたが、そこに丸さんが加わり拍車がかかる。厳しい戦いだが、負けるつもりはない。倒したい」と堂々と言い切った。

 来季の目標を記すフリップには力強く「日本一」と書き込んだ。「今年までとは立場も違うし、年齢も上の方になってきた。自覚と責任を持って、毎日を過ごしていきたい」。来季6年目、今年以上の輝きでチームをけん引していく決意だ。

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2018年12月27日のニュース