阪神・秋山、ローテ奪還へ3つの誓い 西と共闘「投手陣も一体」

[ 2018年12月16日 05:30 ]

トークショーで2019年の阪神カレンダーを手に来季の抱負を語る秋山(撮影・坂田 高浩)
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 右膝クリーニング術でリハビリ中の阪神・秋山が、復活へ「3つの誓い」を立てた。

 <1>西との共闘

 「西さんはキレももちろんですけど、コントロールが良い投手で学ぶことも多いですし、ローテを勝ち取った時には、違うカードで投げたい。(特徴が)被ることが多いと思うし、自分が頑張るというより投手陣も一体となっていきたい」

 新加入したFA右腕とは制球力を武器にするという点で共通する。同タイプの投手が3連戦で続けて投入されれば相手打線に攻略される危険性も増す。ローテ確約の西と立場は違うが、秋山は「西さんもイニングのことは言っていたけど、僕もイニングは食えると思っている」と先発陣の軸となる。

 <2>決めゼリフを発案

 矢野監督が強調する「ファンを喜ばせる」精神を、秋山も体現する。狙うは、甲子園のお立ち台で「決めゼリフ」を絶叫することだ。

 「原口が“必死のパッチ”なんで考えます。先発は(登板が)週1なので表に出る機会は少ない。矢野さんも言っているように(お立ち台で)インパクトあるのもあっていいのかなと」。リハビリから復帰星を飾った際には、渾身(こんしん)の“名言”が聖地に響き渡るかもしれない。

 <3>メッセに頼らず

 「メッセ頼りというのを頑張ってなくしたい。(毎年)気がつけばメッセが投げてるので、気がつけば秋山が投げているようにしたい」。近年は要所での先発や、短い登板間隔などを助っ人エースに任せる状況が続く。藤浪ら他の若手投手とも切磋琢磨(せっさたくま)し、大黒柱をおしのけるほどのフル回転を期す。

 14日には術後初めてブルペン入りするなど回復は順調だ。「12月はリハビリの過程で上げていってるので、例年より仕上がりは早い。2、3月をどう過ごしていこうか考えています」と口調は力強い。有言実行の復活劇を遂げて見せる。 (遠藤 礼)

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2018年12月16日のニュース