雄星も候補?フィリーズ“爆買い”宣言 オーナー「ばかげているくらい資金使うかも」

[ 2018年11月18日 05:30 ]

西武の菊池
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 フィリーズのジョン・ミドルトン・オーナーが「爆買い」を予告した。16日(日本時間17日)、全国紙USAトゥデーが報じた。

 前日まで行われたオーナー会議に出席した同氏は「今オフのFA市場では、ちょっとばかげているくらい資金を使うかもしれない」と発言。ハーパー、マチャドら総額3億ドル(約339億円)級の契約が予想される超目玉の野手に加え、有力投手の獲得も狙っている。

 西武からポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す菊池も候補に入っているもよう。スカウトが熱心に視察し高く評価していた。地区3位の今季、先発左腕の白星は7月26日レッズ戦でスアレスが挙げた1つだけ。同戦は2年ぶりに左腕が先発した。

 ミドルトン氏は「このオフの市場は本当にいい選手ぞろい。何ができるか考えるだけでワクワクしてくる」と話した。昨オフ獲得した右腕アリエッタや日米野球に出場した主砲ホスキンスらは、菊池の代理人を務めるスコット・ボラス氏の顧客。球団とも太いパイプがある。8年ぶりの地区制覇に向け、巨額資金を菊池にも投入する準備は整っている。

 ▽フィラデルフィア・フィリーズ 1883年創設の古豪。1980年にピート・ローズらを擁してワールドシリーズ初制覇。リーグ優勝7度、世界一2度。チーム名はフィラデルフィアの俗称「フィリー」が起源。本拠はシチズンズバンク・パーク(4万3035人収容)。日本選手は過去に井口資仁、田口壮が在籍した。05年に巨人でプレーしたゲーブ・キャプラー氏が今季から指揮。

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