矢野先輩に続け!関大の150キロ右腕・山本12K完投 阪神、巨人など5球団から調査書

[ 2018年10月9日 08:00 ]

関西学生野球連盟第6節1回戦   関大4―1立命大 ( 2018年10月8日    ほっともっと )

立命大1回戦に先発した今秋ドラフト候補の関大・山本隆広
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 矢野先輩に続くぞ!関大の最速150キロ右腕・山本隆広投手(4年)が立命大1回戦に先発。被安打7の12奪三振、1失点完投で今秋4勝目を挙げた。立命大・辰己とのドラフト候補対決とあって、阪神やオリックスなど10球団20人のスカウトや編成担当者が集結。4回には決勝の左前打も放った。

 辰己には9回に右前打を浴びたものの、3打席で凡退に仕留めた。特に縦のスライダーが効果的で、相手打線に的を絞らせなかった。右肘の剥離骨折で今春は棒に振っただけに、猛烈なアピールが必要になる。「球の質で勝負するタイプ。いいスピンがかかっていた。感覚は今までで一番」と声が弾んだ。

 桜宮の出身。今秋ドラフトで指名されれば、同校から阪神・矢野燿大2軍監督以来のプロ選手輩出となる。3月のプロアマ交流戦で対戦した際には大先輩に挨拶も済ませた。阪神は和田豊テクニカルアドバイザーら4人態勢で視察。その阪神や巨人など5球団から調査書が届く右腕は静かに運命の時を待つ。

 ◆山本 隆広(やまもと・たかひろ)1997年(平9)1月27日生まれ、大阪府阪南市出身の21歳。5歳から「東鳥取ファイターズ」で野球を始め、捕手。鳥取東中では軟式野球部に所属し、2年秋から投手転向。桜宮では1年秋からベンチ入りし、2年秋から背番号1。甲子園出場なし。関大では1年秋から登板。最速150キロ。持ち球はカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク、ツーシーム。50メートル走6秒0。遠投115メートル。1メートル72、82キロ。右投げ左打ち。

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2018年10月9日のニュース