広島 バティ弾でM4 “師匠”新井さんに恩返し24号3ラン

[ 2018年9月17日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4―2ヤクルト ( 2018年9月16日    神宮 )

<ヤ・広>初回2死一、二塁、バティスタは3ランを放ち鈴木(左)、西川(右)に迎えられる(撮影・三島 英忠)
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 薄暮の空に美しい弧を描いた。広島は16日のヤクルト戦(神宮)で、先制した初回、なお2死一、二塁。バティスタが初対戦だった高橋の146キロ直球をバックスクリーンへ運んだ。「直球を狙っていたわけではなく、高めを狙っていたんだ。神宮は狭いからいいね」。2日のヤクルト戦以来の24号3ラン。初回4得点で勝利を引き寄せた。

 251打数で24本塁打と高い本塁打率を誇る成功の背景には“師匠”の教えがある。今季限りでの引退する新井から長打狙いではなく、ミートを重視すること、そして切り替えの大事さを学んできた。「一打席一打席が大事だが、まずは最初の打席。ただ凡打しても次があるから、スタメンの方が気持ち的には楽だね」。新井が引退表明した5日以来の先発出場。最高の結果で恩に報いた。

 打率・255ながらヤクルト戦に限れば、・365にまで跳ね上がる。7本塁打18打点とともに対戦別で最高の成績だ。緒方監督から「久々の出場で1打席目から大仕事をしてくれた」と認められる勝負強さ。クライマックスシリーズで激突する可能性が高い相手への好相性も心強い。一気に2つ減らして優勝マジック4。試合のない3日間を挟み、20日からは本拠地9連戦が控える。27年ぶり地元胴上げへ準備は整った。

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2018年9月17日のニュース