広島・新井、引退表明も闘志は消えず 何度も口をついた「日本一」への思い

[ 2018年9月5日 12:58 ]

今季限りでの引退を表明した新井。会見場を後にする(撮影・大森 寛明)
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 闘志はいまだ消えていない。5日、マツダスタジアム内で今季限りでの引退を表明した広島・新井。何度も口をついたのは、日本一への思いだった。

 「10、11月の戦いで自分がチームの力になれるように最後の最後までやりたい。かわいい後輩たちと喜びあえるように。日本一になって、みんなとうれし涙で終われれば最高」

 今季は3月下旬に、ランニング中に左ふくらはぎ痛を発症して開幕2軍スタート。5月11日の阪神戦で1軍復帰して以降は、主に代打として勝負強さを発揮しながら、精神的支柱としてもリーグ3連覇を目指すチームを支えた。

 「力になれなかったらユニフォームを脱ごうと思って広島に来て、4年間もやらせていただいた。優勝もさせてもらって、感謝の気持ちで体を動かすことができた」

 新井さんのために――。新たな合言葉を携えて、赤ヘルは日本一へと向かう。(河合 洋介)

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