巨人・畠が“秘密兵器” CS出場へ中継ぎ転向プラン

[ 2018年9月5日 06:30 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA(中止) ( 2018年9月4日    金沢 )

巨人の畠
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 巨人・畠世周投手(24)投手を中継ぎ起用するプランがあることが4日、分かった。この日は台風21号の直撃を受け、金沢市で予定していたDeNA戦を中止。巨人ナインは雨が降り始める前に練習を行い、練習終盤に振り始めた横殴りの雨の中、午後3時すぎに球場を後にした。

 高橋監督が「次(来週)は7連戦もある」と見据えた残り19試合。2年ぶりのCS出場へ向け、救援陣を再編する案が浮上した。山口俊が疲労による2軍再調整を経て1軍に合流。さらに昨年6勝を挙げ、後半戦でローテーションの一角を担った2年目右腕の畠に白羽の矢が立った。

 今季は急性腰痛のため春季キャンプからリハビリを続けてきたが、8月19日に3軍戦で実戦復帰した。3軍では計4試合に登板して1勝0敗、防御率1・06の好成績。「(患部の)痛みはありません。早く(1軍で)貢献できるように頑張りたい」と話す。復帰戦以外の3試合は先発登板だが、球威のある直球とピンチで空振りを奪えるフォークが武器で、救援投手としての適性は十分と首脳陣も見ている。

 チームの中継ぎ陣は苦しい状況が続いている。マシソン、カミネロが故障のため渡米。上原、アダメスは防御率3点台で、沢村は同4・56。畠が中継ぎでの起用となれば、2年ぶりCS進出に向けた「秘密兵器」になる。2軍戦で数試合の登板を経て、11日からの7連戦中にも1軍昇格する見込みだ。

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2018年9月5日のニュース