広島・新井、今季限りでの現役引退を表明 4日に通算2200安打達成

[ 2018年9月5日 12:20 ]

会見で今季限りでの引退を表明した新井(撮影・大森 寛明)
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 広島の新井貴浩内野手(41)は5日、マツダスタジアム内で会見を行い、今季限りで現役を引退する意向を表明した。

 新井は今季、主に代打として49試合に出場し、打率・222、4本塁打、20打点。開幕直前には、ランニング中に左ふくらはぎ痛を発症して開幕は2軍スタート。5月11日の阪神戦で1軍復帰して以降は、精神的支柱としてもリーグ3連覇を目指すチームを支えた。

 1998年にドラフト6位で広島に入団し、05年には43本塁打を放って本塁打王を獲得。07年オフにはFA権を行使して阪神に移籍するも、14年シーズン終了後に球団に自由契約を申し入れて、広島に復帰した。16年には、4月26日のヤクルト戦で2000安打を記録するなど、チームを25年ぶりのリーグ優勝に導きリーグMVPに選出された。

 今季は8月29日の巨人戦で3安打。石井琢朗の40歳7カ月を更新する球団最年長記録の41歳6カ月での猛打賞を記録するなど、衰えない勝負強さを発揮。前日4日の阪神戦でも代打で節目となる通算2200本目の安打を放っていた。

 ◆新井 貴浩(あらい・たかひろ)1977年(昭52)1月30日生まれ、広島県出身の41歳。広島工から駒大を経て98年ドラフト6位で広島入団し20年目。広島、阪神の2球団に在籍し、通算2369試合に出場。打率・278、319本塁打、1299打点(いずれも4日時点)。08年12月から12年12月まで労組日本プロ野球選手会の第7代会長を務めた。1メートル89、96キロ。右投げ右打ち。

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