阪神9連戦確定も“不幸中の幸い” 6戦がDH制 金本監督「そこまで負担ない」

[ 2018年6月9日 08:10 ]

試合前の練習で、笑顔の金本監督(撮影・成瀬 徹) 
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 9連戦、上等!8日のロッテ戦が雨天中止となり、阪神は9日から17日まで9連戦となることが確定した。ただし、そのうち6試合がDHが使える敵地戦。「やりたかったけどね。9連戦になるから」と嘆いた金本監督も、そこに活路を見いだした。

 「(6試合が)交流戦のビジターでDHがあるから、ちょっと楽だね。(先発に)できるだけ長く行ってもらってリリーフをカバーしてもらいたい。今回はDHの試合(が多い連戦)だから、そこまで負担はないんじゃないかというのはある。それが救いですわ」

 不幸中の幸いだ。DH制なら攻撃の都合で投手に代打を送る必要はない。可能な限り先発を引っ張ることができるため、中継ぎ陣を無理矢理、投入するケースが少なくなる。負担が軽減されることは間違いない。

 その構想の根本となる先発陣に関しても「先発は大丈夫ですけどね。抹消組の晋太郎、遥人、才木か。これをうまいこと回していけば…」と自信満々。香田投手コーチも「先発に1回でも長く投げてもらって、リリーフも力を合わせていくしかない」と言葉に力を込めた。

 今週末、特に10日は台風5号の影響で悪天候の予想。そのため9連戦を回避できる可能性もあるが、「たられば」は関係ない。猛虎はどんな苦境にもチーム一丸で臨む覚悟を決めている。(惟任 貴信)

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2018年6月9日のニュース