古巣ソフトBから勝利の松坂 仲間からの言葉に勇気と救い 王会長からも激励

[ 2018年6月9日 06:13 ]

交流戦   中日5―4ソフトバンク ( 2018年6月8日    ナゴヤD )

4回2死二塁、柳田を空振り三振に抑え、グラブを叩く松坂(撮影・椎名 航)
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 日米通算167個目の勝利となったが、松坂は「勝利投手になってもスッキリしない。こんな感覚は初めて」と話し「見返してやろうという気持ちは全くない。感謝の気持ちだけでした。しっかり投げられる姿を見せられたら…それだけでした」と続けた。

 ソフトバンクの王会長、工藤監督、チームメートが、3年間待ってくれた。その思いに応えられず、申し訳ない思いばかりだったが、仲間の言葉に救われた。今年1月下旬。中日の入団テストに合格し、松坂は福岡へ向かった。選手5、6人が食事に誘ってくれたのだ。「今度は対戦ですね」「球場で会いましょう」。そんな言葉に勇気づけられた。王会長からは今でも激励の連絡をもらうという。

 オールスターのファン投票でも先発投手部門1位に立つ。第2戦は熊本開催だ。九州のファンへ、恩返しする舞台はある。(野球担当デスク・倉橋 憲史)

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2018年6月9日のニュース