西武2回一挙10点!14人猛攻で球団タイ10者連続得点

[ 2018年6月1日 05:30 ]

交流戦   西武12―7広島 ( 2018年5月31日    マツダ )

2回無死一、三塁、秋山は右中間に3ランを放つ(撮影・坂田 高浩)
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 獅子舞にはお祭りが似合う。2回、西武は走者が10人連続でダイヤモンドをグルグルと回った。12球団No・1の破壊力を誇る「獅子舞打線」が、打者14人の波状攻撃で一挙10点。10者連続得点は08年以来、10年ぶりの球団タイ記録となった。

 「後ろがみんな、いい打者なんで。必死です」。端正な顔をほころばせたのは8番・金子侑だ。栗山、外崎の連打などで無死満塁とし、逆転の左前2点打。最近5度の満塁機では4安打で8打点だ。

 そして上位へ。1番・秋山は中堅右に10試合連続安打となる8号3ランを叩き込んだ。「僕の時はもう3点入ってたし、10点も取ると、かすんでるでしょ?」と笑った一発で6点目。さらに4安打1四球に敵失も絡め、計8安打でスコアボードに「10」をともした。

 29日に阪神・鳥谷の連続試合出場が1939でストップ。現役では秋山の587試合が最多となった。「連続試合は一日に一つしか増えないし…。追っている方が楽」と本音も吐露する。連続フルイニング出場も501試合で、パ記録の愛甲(ロッテ)まで34試合。次なる鉄人への道に、秋山は足を踏み入れようとしている。

 金子侑は2回に1イニング2安打、9回にも中前打を放ち、ついに打率1割台から脱出して・212に上げた。前夜の逆転サヨナラ負けを吹き飛ばす、止まらん猛打爆発。セ、パ首位決戦に勝ち越し、鬼門マツダでは11年以来の白星で連敗を9で止めた。「また何年ぶりとか言われちゃう。止めて良かった」と秋山。10勝14敗と苦しんだ5月を白星で締め、貯金を再び2桁の10に戻した。 (鈴木 勝巳)

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2018年6月1日のニュース