阪神・鳥谷2夜連続の快音 代打で存在感「ボール見えている」

[ 2018年6月1日 08:21 ]

交流戦   阪神2―5ソフトバンク ( 2018年5月31日    甲子園 )

9回2死一塁、鳥谷は右前打を放つ (撮影・奥 調)
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 2夜連続で阪神・鳥谷の存在が際立った。5月31日のソフトバンク戦で5点を追う8回1死一塁から梅野の代打で登場すると、制球に苦しむ中田の球を見極めて四球でチャンス拡大。その後の2得点を演出すると、9回2死一塁で巡ってきた第2打席では、フルカウントから森のカットボールを右前に弾き返した。

 「つないでいけばチャンスはあると思った。ボールはしっかり見えています」

 29日の同戦で1年目から続いていた連続試合出場記録が1939試合でストップ。それでも前日には同じく代打出場で「H」ランプを灯し“再出発”していて、この日で2試合連続安打だ。「バッター・鳥谷」がコールされた時の尋常じゃない大歓声を、さらに、増幅させてみせた。

 開幕からなかなか調子の波に乗れず、実に5月8日の巨人戦を最後に先発出場が遠ざかっている。ただ、貧打地獄を抜け出せそうにない打線の中で、経験豊富な鳥谷の力が必要になるときはそう遠くないはずだ。

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2018年6月1日のニュース