大谷 投手目線で見たバーランダーは「こういうチャンスがないと、気づかないこともある」

[ 2018年5月17日 22:21 ]

ア・リーグ   エンゼルス0―2アストロズ ( 2018年5月16日    アナハイム )

<エンゼルス・アストロズ>6回2死、アストロズ・バーランダーに空振り三振に抑えられる大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は16日(日本時間17日)、アナハイムでのアストロズ戦に「2番・指名打者」で出場。サイ・ヤング賞右腕ジャスティン・バーランダー投手(35)を相手に、3三振を喫するなど4打数無安打に終わり、5試合連続安打はならなかった。

――バーランダーの印象は?

 「やっぱり素晴らしい投手だなと。1試合を通して、そう感じましたし、トータルしてすごく完成している投手だなと感じました」。

 ――4打席を振り返って。

 「自分の入りもそうですけど、相手の投手に対して、どういう風にやっていこうかなというところで、良い投手への入り方はすごく難しいと思うんですけど、そこを工夫しながら次の打席に繋げられなかったというところじゃないかなと思います」。

 ――投手の目で見て。

「個人的にはものすごく勉強になりましたし、こういうチャンスがないと、気づかないこともあると思うので、すごくいい勉強になったんじゃないかと思うので、これをどう繋げられるかがすごく大事かと思う」。

――個人的な気持ちの面では。

 「試合中に個人的な感想はあまり思っていない。どういう風にチームとして得点していこうかなと言うことだと思う。試合の時はそういうふうな感じしかない。ワンチャンスありましたけど、そこでチーム単位でなんとかしたかったなという感じはあったので、個人的な部分というのは今日帰ったあとだったりになってくるかなと思う」。

 ――すぐ(全打席2球で)追い込まれた。バーランダーの配球について。

 「配球うんぬんもそうですけど、1球1球のボールの精度や、投げているボールの精度や、そういう部分もあるのかなという感じはする。根本的な実力の、こうバランスというか、そこかなという感じがする。技術的な部分だったり、そこの穴を埋めるための工夫をやりたいなというか、やるべきだという感じはしました」。

 ――この2日間でメジャーを代表する右腕のコール、バーランダーと対戦。

 「トップクラスの2名とやれたのは、自分にとって良かったと思いますし、いくら払ってでも経験する価値のあることなのかなと。それくらい素晴らしい投手だなという感じはしたので。これを自分にどうプラスにしていくかによって、次の対戦での結果がだいぶ違ってくると思うので、そこ次第かなと。もちろん素晴らしい投手なので、打ち崩すのはなかなか難しいと思うんですけど、手強いなというより、そこをクリアしていくことによって、自分のレベルだったり、チームのレベルもそうですけど、上がっていくのかなと思っています」。

 ――バーランダーの97マイル(約156キロ)、コールの99マイル(約159キロ)をどう感じたか?

 「野球をずっとやってきて、打席の中で見た一番速い球じゃないかなと思いますし、それはもうスイングをしていても、ここまで品のある球というか、スピードもそうですけど、なかなか経験したことがない。逆にそこをクリアしていく楽しみというか、技術も含めて、そこのほうが今後の自分にとって大事なのかなと思う。この2戦負けましたけど、また何回も対戦する機会があると思うので、そこでこう越えていけるように練習したいなと思っています」。

――0―2の8回2死二、三塁で前を打つトラウトが敬遠されなかったことについて。

 「意外に思いましたね。僕はもう敬遠するものだと思って準備していたので、そこは結果的に敬遠してもしなくても、回ってきたときの準備をするのはそうなので、一個先を読むなら敬遠したところを想定して、自分に回ってきたときにどういうふうに入っていくかをまず最初に考えて。敬遠しないならしないで、しないんだなと思って、そこから組み立てていけばいいと思うので、もちろんそういう想定はしていましたし、そうなったときにどう入っていこうかというのはもちろん考えていました」。

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