ロサリオ 一塁守備でもキラリ 久慈コーチ「うまいやんか」

[ 2018年2月26日 05:30 ]

オープン戦   阪神0―0中日(1回裏1死降雨ノーゲーム) ( 2018年2月25日    北谷 )

<中・神>中断中、中日応援団のラッパの音にあわせてバットでラッパを吹くポーズのロサリオ
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 圧巻の打力で何度も話題を振りまいてきた新助っ人がこの日は守備で魅せた。阪神・ロサリオが中日とのオープン戦(北谷)に「4番・一塁」で先発。来日後初めて実戦守備に就くと、いきなりだ。

 初回先頭、昨季新人王・京田の高いバウンドの打球に対して逆シングルでグラブを出し、ショートバウンドで柔らかく捕球。当たり前に見えるが、曇り空のなか集まった5500人の観衆から「おー!」と拍手が起きる好プレーだった。直後に降り出した豪雨の影響で守備機会はそれ限りだったが、「守備につくことができてホッとしている」と、開幕に向けての段階アップに胸をなで下ろした。

 「普通やろ(笑)。もともと捕手だから。(ハンドリングは)うまいし。あとは正面に入り過ぎないことやね。基本的に一塁は難しいよね。ただ止めれば良いと言うこともあるし、半身になって捕ることもあるし」

 金本監督は元捕手としての素質を見いだした。さらに、久慈内野守備走塁コーチは「うまいやんか。ハンドリングが。あとは数をこなしていくだけ」と高評価を下すなど、たった1度の守備機会で器用なグラブさばきは伝わった様子だった。

 今後の実戦守備機会については体調を見ながら開幕に向けて増やしていく方針だ。指名打者制のないセ・リーグでは外国人選手の守備力も非常に重要。まだまだこれからだが、この日の1プレーは「大丈夫かも」と思わせてくれるモノだった。

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