虎の“恋人”ロザリオ 好機できっちりV2点打 ウインターL出場

[ 2017年12月3日 05:30 ]

韓国・ハンファ時代のロザリオ
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 猛虎の新4番候補は頼れる男だ。阪神が1日に交渉を開始し、獲得濃厚なウィリン・ロザリオ内野手(28=前韓国ハンファ)が2日(現地時間1日)、母国ドミニカ共和国のウインターリーグに参戦し、いきなり決勝の2点打を放った。

 試合開始直前と見られる時間に自身のツイッターを更新して“その時が来た。誰に対しても怖いものはない”といった内容の決意を記して出陣。アギラスの「5番DH」としてヒガンテス戦に先発出場すると、存在感を示した。3―3の7回2死満塁、前3打席は凡退していたが、最大の好機で2点タイムリー。決勝点を叩き出しチームを勝利に導いた。韓国ハンファ在籍時の9月23日サムスン戦以来、約70日ぶりの実戦となったが、しっかりと結果を残すあたりは、何とも頼もしい限りだ。

 “恋人”のウインターリーグ参戦を報道陣から伝え聞いた谷本修球団本部長は「いいんじゃないですかね、体を作っていることは」と話した上で「情報は(こちらに)入れたいと思いますけどね」と現地コーディネーターとして契約しているホセ・フェルナンデス氏に同リーグでの近況報告を求めていく考えも示した。肝心の交渉の進ちょく状況については「粛々と進めていくつもりです。げたを履くまで分からないので」と慎重に言葉を選んだ。週明けにはマテオ、ドリスとの契約更新のために、渉外担当者もドミニカ共和国に派遣する予定だ。

 メジャー通算71本塁打を誇り、韓国球界でも2年連続3割30本塁打をマークしたロザリオ獲得は今オフ最大の補強となる。今季以上に結果が求められる金本阪神3年目の来季に向け、球団は一日も早い正式契約成立を目指す。

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2017年12月3日のニュース