巨人、中日退団ゲレーロ獲りへ 好条件で新4番口説く

[ 2017年12月3日 05:30 ]

中日を退団したゲレーロ
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 巨人が来季の新外国人として、中日を退団したアレックス・ゲレーロ内野手(31)の獲得に乗り出すことが2日、分かった。シーズン後から来季へ向けた調査を行っていた。来日1年目で35本塁打を放って本塁打王に輝いた大砲を獲得し、来季は4年ぶりのリーグ優勝を目指す。

 今季は20本塁打を放った打者が不在で、マギーの18本が最多。球団関係者は「一番足りない部分は長打力。ホームランを打てる選手は必要になる」と話すなど、ゲレーロの動向を追っていた。残留交渉していた中日は2年総額6億円の条件を提示していたとみられるが、ゲレーロは10月8日に米国に帰国した際に「ここというものは譲れない。3年(契約)は自分の希望」と発言。この日、巨人のOB会総会に出席した鹿取義隆GMは「ゲレーロに限らず調査しないと」と話すにとどまったが、巨人は中日を上回る好条件を提示し、4番候補を射止める。

 今季は11年ぶりのBクラスとなる4位に沈み、オフには補強に動いた。FAでは西武から野上を獲得し、先発補強に成功。メジャー復帰の可能性があった中継ぎのマシソンの残留も決まった。次なるターゲットは大砲獲り。来日1年目で結果を残したゲレーロに照準を合わせた。

 ◆アレックス・ゲレーロ 1986年11月20日、キューバ生まれの31歳。キューバ国内リーグから13年にドジャース入り。14年にメジャーデビューし、通算11本塁打。三塁、左翼と内外野を守れる長距離打者として期待され、今季から中日に加入した。130試合に出場し、打率.279、35本塁打、86打点。1メートル82、99キロ。右投げ右打ち。

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2017年12月3日のニュース