阪神 岩貞、500万円ダウン オフ返上でローテ再奪取だ

[ 2017年12月2日 09:50 ]

年俸ダウンに厳しい表情の岩貞
Photo By スポニチ

 4年目を終えた阪神・岩貞は、500万円ダウンの推定年俸3500万円でサイン。藤浪同様、期待を裏切ったシーズンとなり、一からの出直しを宣言した。

 「成績を見てもらっても分かるように、全然満足のいく投球というか、納得のいく投球ができないシーズン。もっとしっかり投げていれば、もっと優勝争いできていたので」

 昨季、10勝を挙げ、今季は左のエースとして期待された。だが、5勝10敗に終わり、年間を通してローテーションも守れずじまい。8月8日の巨人戦(東京ドーム)では4回6失点でKOされると、金本監督から試合途中に強制帰阪を命じられる屈辱も味わった。

 1軍で浴びた脚光を知るからこそ、失ったものが多いことも分かっている。今季の開幕前にはローテーションの座を確約されていたが、再び奪いにいく決意を言葉に乗せた。

 「来年は、今年とは違う立場で、しっかりローテーションに入っていくということからやっていかないといけない」

 復活を期す今オフに、安穏と過ごす時間はない。「肩を休めることなく、ずっと投げ続けたい」。秋季キャンプでつかんだ新フォームの完全習得を目指して腕を振る覚悟。オフ返上で先発枠のサバイバルに挑んでいく。

 「1球目から自分の思ったボールを投げられるように。始まりを大事にというか、ボール1球、1球の質を高めて2月のキャンプインに備えたい。最低でも規定投球イニングというか、1年間ローテーション守るのが目標」

 背番号17の逆襲なくして、リーグ優勝は見えてこない。来季こそ、笑って秋を迎える。(遠藤 礼)

続きを表示

2017年12月2日のニュース