涌井 松坂さんに続く メジャーの舞台で“横浜高魂”を

[ 2017年11月27日 05:30 ]

小倉氏から激励される涌井(右)
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 「横浜高魂」を世界に見せつける。海外FA権を行使してメジャー挑戦を表明したロッテの涌井秀章投手(31)は26日、横浜市内のホテルで行われた横浜高時代の恩師・小倉清一郎元部長(73)の「日本高野連育成功労賞 受賞を祝う会」に出席。登壇した涌井は「監督(渡辺元智前監督)と小倉さんの教えが世界に通用するんだということを、松坂さんに続いて見せたいと思っています」と力強く宣言した。

 小倉氏も教え子の挑戦に太鼓判を押した。「(先発が手薄な)オリオールズをはじめ、3球団くらい投手が欲しいところがあるし、そういう球団に行けば10勝はできる」。成功の条件として鍵を握りそうなのが、今季4年ぶりに解禁したフォークだ。「落ちる球をもうワンランク落とさないと。でも向こうの球ならもっと落ちる」と小倉氏。日本の球より縫い目が高くて粗く、より曲がりが大きくなると言われるメジャー球なら、武器がより生きると分析した。

 大リーグ球団との移籍交渉は長期化することが予想され、涌井は「何も話しません」と口をつぐんだ。それでも10月には夫人でモデルの押切もえ(37)と渡米し、ワールドシリーズを観戦。23日のファン感謝デーで「どんな形になっても応援してほしい」とファンに呼び掛け、この日は恩師に背中を押された。メジャー挑戦への思いは加速している。 (池田 翔太郎)

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2017年11月27日のニュース