誠也 2年ぶり開幕スタメン メッセ攻略は「状態を見て」

[ 2017年3月31日 05:30 ]

セ・リーグ   広島―阪神 ( 2017年3月31日    マツダ )

バットをマイク代わりにして歌う鈴木
Photo By スポニチ

 全体練習終了後、広島の鈴木はともにWBCに出場した田中と居残り特打を行った。WBC期間中は打撃練習の量が減り、調整不足が心配されたが「オフもキャンプもしっかり振っていたので」と問題なしを強調。米国から23日に帰国後、時差ボケにも悩まされ続けていたが「だいぶ眠れるようになってきた」と笑顔で話し、準備は整った。

 「楽しみ」という2年ぶりの開幕戦。昨季はキャンプ終盤に右太腿裏を痛めて出遅れ、初出場は4カード目の4月5日ヤクルト戦(マツダ)だった。それでも打率・335、29本塁打、95打点で大ブレークし、25年ぶりのリーグ優勝に貢献。「神ってる」で、昨年の流行語大賞も受賞した。

 5年目を迎えた22歳。「5番・右翼」での先発出場が濃厚で、阪神相手に「開幕戦初安打」を放ち、弾みをつける。相手先発のメッセンジャー攻略にも意欲を示した。昨季は7月24日に対戦し、3打数1安打で左前2点打を放っている。今季は侍ジャパンの強化試合で1打席対戦して右飛。苦手意識はなく、「いいピッチャーには変わりはない。明日の(自身の)状態を見て、どういうふうに入っていこうか決めようと思う」と話した。

 リーグ王者として他球団を迎え撃つ今季。緒方監督は「いいスタートを切ってほしいという気持ちは強くある」と開幕ダッシュを誓う。もちろん、鈴木もそのつもりで「去年は優勝はしたけど、日本一は逃した。日本一になりたいという気持ちがあるので、一戦一戦しっかりやっていきたい」と言葉に力を込めた。

続きを表示

2017年3月31日のニュース