三塁任せろ!虎新助っ人キャンベル「日本のレベルの高さは分かってる」

[ 2016年12月3日 07:35 ]

阪神と契約締結したエリック・キャンベル(球団提供)
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 阪神は2日、米国イリノイ州シカゴ市内で、新外国人選手のエリック・キャンベル内野手(29=メッツ)と正式契約を締結したことを発表した。年俸7000万円(金額は推定)の単年契約で、背番号は29。キャンベルは球団を通じ、新天地に挑む決意を口にした。

 「この2年、メジャーに上がったり、マイナーに下がったりの状態でしたので、思い切って日本でのプレーを望んでいました。メジャーでは日本の投手との対戦経験もあり、日本の野球のレベルの高さは十分に理解しているつもりです」

 懸案の正三塁手候補の獲得に成功した。当初、球団は元楽天のマギー獲得に動きながら不調。それでも粘り強く調査を進め、キャンベル獲得に至った。メジャー通算196試合、打率・221、7本塁打、44打点。14年にはメジャー85試合で打率・263を残した。本塁打こそ多くないが、3Aでは4年連続3割以上を叩き出した巧打が持ち味。三振が少なく、四球が多い点も日本向きだ。主な守備位置は三塁、一塁で、外野も守れるなど使い勝手も申し分ない。

 高野球団本部長は「三塁手として起用するということは決まっている。まずは三塁での状態を見極めたい」と見通しを立てた。「ゲームだけでなくシステムにもしっかりアジャストできるよう、アドバイスももらいながら頑張っていきたいと思っています」とキャンベル。糸井、メンデスに続き、来季のキーマンが戦列に加わった。(惟任 貴信)

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2016年12月3日のニュース