西武 岸、144球熱投も2年連続2桁勝利消滅 田辺監督は称賛

[ 2016年9月21日 22:29 ]

<オ・西>力投する西武先発の岸

パ・リーグ 西武2―5オリックス

(9月21日 京セラD)
 西武のエース岸の2年ぶりとなる2桁勝利の可能性が消滅した。21日のオリックス戦(京セラドーム)に先発し、7回144球を投げて7安打2失点と力投。打線の援護にめぐまれず、勝ち負けはつかなかった。

 右内転筋痛による離脱の影響もあって、今季はここまで8勝7敗。2年ぶりの10勝到達を目指していたが、すでにチームの残り試合は6試合しかなく、2年ぶりの2桁勝利の可能性が事実上なくなった。

 この日の試合も6回が終わった時点で129球を投げていたが、首脳陣に「もう1回いきます」と志願して7回のマウンドに上がった。「走者を出してリズムが悪かったけど、何とか2点で抑えられた。状態が良くない中で、ここまで投げられたことはよかった」。今季最多の144球の熱投に田辺監督も「気迫あふれる投球をしてくれた」と絶賛。潮崎ヘッド兼投手コーチも「エースらしい投球をしてくれた。十分でしょう」と労をねぎらっていた。

 チームは2―2の8回に2番手・牧田が3点を失って敗れ、今季のクライマックス・シリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。岸は「残りの試合を勝つために、みんなで最後まで一生懸命やりたい」と話した。

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2016年9月21日のニュース