亜大 優勝も胴上げなし 冨田さんと同ゼミ北村「回復願っています」

[ 2016年5月26日 05:30 ]

<亜大・日大>3回1死二、三塁、勝ち越しの遊ゴロを放つ亜大・北村
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東都大学野球最終週最終日 亜大7―1日大

(5月25日 神宮)
 優勝後、ナインは冨田さんの状況に配慮し、胴上げをせず、静かに喜びを分かち合った。冨田さんは亜大の3年生で、野球部部長を務める大島正克教授のゼミ生。

 同じゼミで3番の北村は「勝てて良かった。冨田さんが一日でも早く回復するように願っています」と話した。

 この日、ベンチ入りして優勝を見届けた大島部長は「優勝して、彼女に良い報告ができて良かった。ただひたすらに良くなってほしいと願っている」と神妙な表情。試合後、大島部長自ら冨田さんが入院している都内病院にウイニングボールを届けたという。23日にはナインが徹夜で折り上げた千羽鶴も届けられた。アイドル活動と学業を懸命に両立していた冨田さんの早期回復を全員で祈っている。

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