“走る4番”日大・京田 先制の内野安打タイムリー 連敗止めた

[ 2016年4月22日 05:30 ]

<専大・日大>7回、内野安打で出塁する日大・京田

東都大学野球第3週第2日 日大7―3専大

(4月21日 神宮)
 2回戦2試合が行われ、04年春以来24季ぶりの優勝を狙う日大は専大を7―3で下し、1勝1敗のタイとした。今季初めて4番に座った今秋ドラフト上位候補の京田陽太内野手(4年)が、先制の適時内野安打を含む2安打で打線をけん引した。亜大は中大に5―4でサヨナラ勝ちし、連勝で勝ち点1を挙げた。

 「走る4番」が勝利への執念を見せた。初回無死満塁で、京田の打球は遊撃手の前に力なく転がったが、50メートル5秒9の俊足を飛ばして一塁へ全力疾走。先制の適時内野安打とした。

 昨秋は4番だったが、今春は3番に座っていた。体調不良で出遅れていた長沢が復帰したこともあり、仲村恒一監督は3番・長沢、4番・京田と打順を組み替えた。前日まで3連敗を喫していたが、指揮官から「2部で神宮を目標にしていた頃を思い出そう」と言われ、ナインは奮起した。

 京田は7回にも二塁へのゴロをヘッドスライディングで内野安打にし、連敗ストップに貢献。全力疾走をポリシーとする主将は、打順について「4番目の打者。特に意識の変化はない」とし、「明日勝たないと意味がない」と気を引き締めた。 (青木 貴紀)

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2016年4月22日のニュース