イチロー 今季3度目3安打 指揮官「みんなが感心させられる」

[ 2015年9月14日 05:30 ]

<マーリンズ・ナショナルズ>勝利しタッチを交わすイチロー(AP)

ナ・リーグ マーリンズ2―0ナショナルズ

(9月12日 マイアミ)
 マーリンズのイチロー外野手(41)が12日(日本時間13日)、ナショナルズ戦で8月18日のブルワーズ戦以来となる今季3度目の1試合3安打以上をマーク。歴代35位タイのメジャー通算2930安打としたベテランに、ダン・ジェニングズ監督は「イチローにはいつもみんなが感心させられている」と称えた。

 18打席ぶりの安打は3回に生まれた。92マイル(約148キロ)の直球を完璧に捉え、痛烈な打球で右前へ。これでメジャー通算2383単打とし、並んでいた殿堂入り選手のトリス・スピーカー(元インディアンス)を抜いて歴代単独8位に浮上。その後も投手強襲の内野安打、左前打と広角に打ち分け、メジャー通算3000安打まで70本に迫った。

 それでも試合後は自身の打撃についてノーコメント。右肩の違和感から約1カ月ぶりに復帰したエース右腕フェルナンデスが、5回無失点の好投でデビューから本拠地16連勝のメジャータイ記録を打ち立てたが、5回でマウンドを降りたことに「もう1回いってほしいけどね」と笑顔で話した。 (笹田幸嗣通信員)

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2015年9月14日のニュース