サヨナラ呼んだ!連夜の市川弾 9回同点2ラン 日本ハム5連勝

[ 2015年8月22日 05:30 ]

<日・オ>延長10回無死満塁、レアードの中犠飛でサヨナラのホームを踏んだ田中(右から2人目)はナインの手荒い祝福を受ける

パ・リーグ 日本ハム5-4オリックス

(8月21日 東京D)
 今季5度目のサヨナラ劇を呼び込んだのは、伏兵の一発だった。2点ビハインドの9回無死一塁で、日本ハム・市川が左翼席へ2戦連発の同点2号2ラン。代打で起用された先頭・大谷が10球粘って四球を選び、「翔平(大谷)が凄く粘っていたので、自分もつなごうと思った。詰まったけれど、狭い球場に助けられた」と8球目の直球を叩いた。起死回生の一発が延長10回、レアードの決勝犠飛につながった。

 巨人から移籍して2年目。3年間所属した古巣で、市川の1軍出場はわずか9試合だけ。この日は東京ドームでの試合だったが、かつての本拠地でのお立ち台も「もちろん、初めて」と笑顔を見せる。現在7試合連続で先発マスクをかぶり、チームは6勝1敗。これで首位・ソフトバンクとは8ゲーム差となった。母校・東海大相模も夏の甲子園を45年ぶりに制した。ミラクルを起こすには、市川のような神懸かっている存在が必要だ。

 ▼日本ハム・大谷 粘ったというより仕留められなかった。

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