小松大谷 昨夏のお返し 星稜に逆転サヨナラ 30年ぶり甲子園へあと2勝

[ 2015年7月24日 13:05 ]

<小松大谷×星稜>9回無死満塁、西田の左犠飛で三塁走者・清水が生還し、逆転サヨナ

第97回全国高校野球選手権石川大会準々決勝 小松大谷4―3星稜

(7月24日 石川県立)
 小松大谷は9回、無死満塁から1番清水の内野安打でまず1点を返した。さらに満塁から代打瀬堂が中前に2点打を放ち同点に追いついた。3番鈴木の内野安打で再び無死満塁にすると、4番西田が左翼へサヨナラ犠飛を放った。

 昨年決勝で世紀の大逆転を食らった小松大谷が、3点を追う9回に4点を奪って星稜にサヨナラ勝ち。8点差を9回にひっくり返され、甲子園を目の前にしながら出場できなかった昨年の雪辱をした。

 小松大谷は4回に先制を許すと6回、8回にも失点し、8回終わって0―3。3点を追う9回、無死満塁から内野安打と2点適時打で同点とし、最後は西田の左犠飛でサヨナラ勝ちを収めた。悪夢のような逆転敗戦を経験した木村が先発、松下への継投で勝利をつかんだ。

 昨夏決勝カードが準々決勝で実現。昨年は8回を終え小松大谷が8―0でリードしながらエース・山下(現ソフトバンク)が9回に足のけいれんで2失点したところで降板し、2番手の木村が勢いを止められずまさかの9失点。地方大会決勝史上最大の逆転サヨナラと話題になった。

 小松大谷は校名が北陸大谷だった85年以来、30年ぶりの甲子園へ向かい準決勝に進出した。

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