ヤクルト アクシデントはね返し逆転勝ちで2位守る 荒木が4打点の活躍

[ 2015年5月3日 21:05 ]

<ヤ・広>4回、川端の出迎えを受ける荒木

セ・リーグ ヤクルト7―3広島

(5月3日 神宮)
 ヤクルトが、広島に逆転勝ちし、DeNAと並んで2位の座を守った。初回にプロ初登板の先発・風張が菊池への危険球で退場、序盤に3点を失ったが、中継ぎ陣が踏ん張り4回以降無失点、打線も荒木が本塁打を含む2安打4打点と活躍した。1回途中から3回まで投げた徳山が今季初勝利。

 3点を追うヤクルトは3回、先頭の上田の四球を足場に築いた2死三塁で、初回に死球を受け、3回の守備から退いた雄平に代わって出場の荒木が中前へタイムリーを放ち1点を返した。さらに二盗を決め、武内が四球の2死一、二塁から中村が左前タイムリーを放ち1点差に詰め寄った。大引も左前打を放ち満塁とし、福井をKO。さらに代打の田中浩が代わった九里から中前へ2点タイムリーを放ち、逆転に成功した。4回にも上田の四球、川端の右前打で築いた1死一、二塁で荒木が左翼へ1号3ランを放ち突き放した。

 広島は2回、先頭のロサリオが中越え2塁打、続く野間のバントを処理した徳山が、三塁へ悪送球し、その間にロサリオが還り先制。さらに安部の犠打で1死三塁とし、石原が右前適時打を放ち加点した。3回にも2死から新井が左前打で出塁し、ロサリオが中越え適時二塁打を放ち3点目を挙げたが、先発の福井がピリっとしない。

 この日、広島の黒田が右のくるぶし付近を痛め1軍登録を抹消。投手陣の奮起が期待されたが、福井は3回途中までで4安打5四死球で4失点KOされ対ヤクルト戦5連敗。チームの借金も今季最多タイの8にふくらんだ。

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