大野、開幕争い残った！「自己分析しながら冷静に」６回０封

＜ソ・中＞６回を無失点に抑えた大野

オープン戦 中日５―３ソフトバンク

（3月15日 ヤフオクＤ）
　開幕投手争いに残った。ソフトバンク戦に先発した中日・大野が６回７安打無失点と結果を出した。再三走者を背負いながらも要所を締め、粘りの投球を披露した。「今日のテーマは打線をつなげさせないように。ヒットを打たれたけど、ホームには還さなかった」

　ひと味違う姿を見せた。２回から３イニング連続で得点圏に走者を進められたが冷静に打ち取った。

　「昨年、一昨年はランナーを背負って、ここという場面で甘くなったが、自己分析しながら冷静に投げられた」

　２回２死一、二塁では本多を１２９キロのフォークで空振り三振に斬り、「厳しい球は投げられた」と手応えを口にした。谷繁兼任監督も「こうやって抑えようという姿が見える」と話した。

　オープン戦３度目のマウンド。１日のロッテ戦（ナゴヤドーム）では「フォーク」、８日の楽天戦（倉敷）では「直球」に好感触を得た。この日はピンチでしっかりコースを狙って投げられた。友利投手コーチも「十分合格点だよ」と高評価。背番号２２が初の大役へまた一歩前進した。　

　▼中日・高橋周（４回に１８打席ぶりに安打となる右中間二塁打）これまで何球も甘い球を逃していたので、打てて良かった。