金子、開幕投手黄信号…21日リミット、投げられなければ代役

[ 2015年3月16日 05:50 ]

開幕投手への実質リミットが21日となった金子

 開幕投手に指名されているオリックスの金子千尋投手(31)に対して、チームが「ぶっつけ本番」をさせない方針を固めたことが分かった。これまで高山投手コーチは、オープン戦の登板について「投げない可能性もある」と説明したこともあったが、チーム首脳陣で話し合った結果、決定したもよう。一昨年の13年に、オープン戦に登板しないまま開幕投手を務めたことがあったが、今回は完全になくなった。

 金子は11~13日にチームから離れて、理学療法士のもとでリハビリを行っていた。手術を受けた右肘が悪化しているわけではないが、「ぶっつけ本番」に関しては否定的な見解を受けたようだ。

 そのため、20~22日の阪神戦(京セラドーム)で投げなければ、開幕戦回避が決定。27日の西武戦に中5日以上を確保するためには実質的なリミットは21日で、そのため19日までには登板か回避かの結論が出そうだ。

 現状、金子はチームの遠征には同行せず、神戸で練習をして右肘の状態を確認している。これまでにも「1年間、投げ抜く体をつくることが優先」と話し、開幕投手にこだわらない姿勢を見せており、回避の可能性も出てきているようだ。その場合は、代役として3年目のディクソンを軸に調整するとみられ、開幕ローテーションは再編成される。

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2015年3月16日のニュース