DeNAロペス絶好調弾 キヨシ思わず「サインをください」

[ 2015年2月27日 09:20 ]

<DeNA・韓国LG>初回2死二塁、2ランを打ったロペス(右)は石川らナインの出迎えを受ける

練習試合 DeNA7―1韓国LG

(2月26日 宜野湾)
 火の出るような打球が左翼席へ飛び込んだ。初回2死二塁からDeNAの5番・ロペスが2ラン。3回にも左越え二塁打を放った後、代走を送られてベンチに戻ると、中畑監督から直々に出迎えられた。「サインをください」。最大級の褒め言葉に笑みがこぼれた。

 「本当に今はいい状態なのでキープしたい」。実戦6試合で打率・545(11打数6安打)、2本塁打。しかも5試合連続で打点を挙げている。巨人を自由契約となり、移籍したメジャー通算92本塁打の大砲。4番・筒香に続く5番打者として期待を寄せる指揮官は勝負強い打撃に「プレーも熱いし、(ロペスが好きな)サウナも暑い。アッチャマンだな」と独特な愛称をつけて絶賛した。

 「ミウラミートパワー」の効果てきめんだった。ロペスは前夜、三浦からバルディリス、モスコーソ、エレラとともに那覇市内の高級焼き肉店に誘われた。チーム最年長の41歳・三浦は「異国の地で力を発揮できる手助けをしたい」と5年以上前から外国人を誘い、全額自腹で食事会を開催。翌日の試合で助っ人たちが活躍する吉兆が続いており、ロペスは「ありがとう」と感謝した。

 バルディリスも5回に左前適時打を放った。「三浦さんは尊敬できる人間。会食の次の日はみんな活躍できる。シーズン中も毎日やってほしい」とお願いし、三浦も「打ってくれるならいつでも食事会をやるよ」と力強く約束。先発のモスコーソ、抑え候補のエレラも結果を残した。キューバの国内リーグが4月10日まで行われるため、Y・グリエルは同月中旬以降に合流予定。打線の主軸抜きで開幕から戦うが、不安はない。ロペスを中心とした外国人カルテットが「ミウラミートパワー」で暴れまくる。

 ▼DeNA・モスコーソ(先発で今年初めて実戦登板し、3回1失点)スライダー、ツーシームが良かったし、想像したような組み立てができた。

 ▼DeNA・エレラ(最速149キロの直球で1回無失点。キューバ出身で前夜は未体験の馬刺しを堪能)全体的に球に力があった。

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