コカイン使用認めたエンゼルス主砲に恩師が引退を進言

[ 2015年2月27日 13:43 ]

エンゼルスのジョシュ・ハミルトン外野手 (AP)

 大リーグ機構との面談でコカインの使用を認めたエンゼルスの主砲ジョシュ・ハミルトン外野手(33)。マイナー時代にアルコールとコカインの依存症に苦しんでいた同選手に助言していたというロイ・シルバー氏がこの件に関してメディアに対して口を開いた。

 ハミルトンはシルバー氏からの助言もあり依存症を克服。その後、メジャーに昇格してレンジャーズ時代の08年には打点王、10年には首位打者も獲得する活躍を見せていたが、一方で12年には再び飲酒していたことが明らかになり謝罪会見を開くなど、不安定な状態が続いていた。

 そんな中、数カ月前の酒盛りの際にハミルトンがコカインを使用していたことが発覚。シルバー氏はメディアの電話インタビューに応じ、「みんなハミルトンにとって依存症を克服することが簡単ではないということを理解していない」と、今回の件に関して特にショックも驚きもなかったことを語った。

 さらに、「これまで何度も彼が依存症を克服するチャンスはあったが、ダメだった。だから“これでもう終わり”というべきだろうね」とシルバー氏は続け、「野球から離れることが、今後の彼の真っ当な人生を導いてくれる」とハミルトンに対して現役引退を進言していた。

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2015年2月27日のニュース