ロッテドラ2田中 1軍残留懸け志願シート登板へ、運命の一発勝負

[ 2015年2月7日 08:00 ]

暴投したボールをキャッチした田中。1軍残留もつかむ!!

 運命の一発勝負だ。ロッテのドラフト2位・田中(京大)が、沖縄・石垣島キャンプの最終クール(17~20日)でシート打撃に登板することが分かった。同登板が1軍残留への「第1次試験」となり、そこを突破すれば、「第2次試験」として21日の中日とのオープン戦(北谷)か、22日の広島との練習試合(コザ)で救援登板する。

 第2クール初日の練習前、田中が落合投手コーチの元を訪れた。「シート打撃に志願しました。全ての球種を試したい」――。首脳陣は本人から申し出があれば優先的に参加させる考えだったため、調整が順調であれば最終クールのシート打撃で“実戦デビュー”させることを即決した。

 現時点でフォームが安定していないため、9、11日のシート打撃、さらに14、15日の1、2軍合同紅白戦での登板は回避。16日には2軍が2次キャンプ地の鹿児島県薩摩川内市に移動するが、田中は石垣島に残留して、今キャンプ最初で最後の実戦形式登板となる最終クールのシート打撃に備える。

 落合コーチは「シート打撃は(1軍の)打者7人。そこで良ければ、対外試合にリリーフで投げさせる」と明かした。この日はブルペンに入らず、ランニング中心のメニューに時間を費やした田中。「キャンプでの目標ができた。これから球数を増やしてシート打撃に向けて調整したい」。開幕1軍への田中の未来予想図は、全てシート打撃の結果で決まる。

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