大谷 侍招集見送りへ、強化試合翌日OP戦先発、登板日変更は困難

[ 2015年2月7日 06:32 ]

侍ジャパン・小久保監督(右)が見つめる中、フリー打撃をする大谷

 日本ハム・大谷翔平投手(20)が、3月10、11日に侍ジャパンが欧州代表と行う強化試合(東京ドーム)で、代表チームへの招集を見送られることが濃厚となった。

 侍ジャパン・小久保裕紀監督(43)が6日、日本ハムの沖縄・名護キャンプを視察。栗山英樹監督(53)と会談後、16日の代表選手発表に向けて「(大谷は)投手と打者の両方で代表入りに値する。ただ、きょうの時点で(招集するかどうかの)結論は出ていない。2週間後にシーズンが開幕することも承知している」と発言した。

 3月27日の楽天戦(札幌ドーム)で自身初の開幕投手を務めることが確実視される大谷には、すでに逆算した調整日程が組まれ、侍ジャパンの強化試合翌日の3月12日のロッテ戦(鎌ケ谷)先発が予定されている。他の投手陣にも影響を及ぼすため、登板日の変更は困難で、さらに故障防止を目的に、登板前2日間は打者としても起用しないこれまでの「二刀流」育成方針がある。栗山監督も「こちらの事情もある。(侍ジャパンに)預けたら調整法は、こちらでコントロールできない。決めたルールは破れない」と投手、野手ともに出場は厳しいとの見解を示した。

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