広島ドラ1野間 紅白戦「1番・右翼」“射止めた”

[ 2015年2月7日 05:30 ]

四半的を体験し矢を射る野間(左)と飯田

 広島のドラフト1位・野間峻祥外野手(22=中部学院大)が日南キャンプ第2クールの10日から始まる紅白戦で「1番・右翼」として継続起用されることが6日、決まった。緒方監督が明言したもので、少しでも多くの打席に立たせ、プロの投手に早く慣れさせるのが狙いだ。

 「野間にはどんどん打席数を立たせたいから、1番に置く」。指揮官の期待値は高い。フリー打撃などで実力の片りんを示しているとはいえ、プロの試合レベルでの打撃力は現段階では未知数。変化球の精度など、プロの水準を体に叩き込ませるためには、実戦の機会を増やすのが何よりの近道だ。

 打撃だけでなく、守備面でもゲームでしか得られないものがある。「もともとセンターの選手。ライトの動きをどうするのかというのも経験が必要」。生きた打球を追うことで、身につくものは多い。

 初のキャンプ休日となったこの日、野間はドラフト6位・飯田(JR東日本)とともに日南市内の観光名所・飫肥城址を訪問。人力車にも乗車するなど、リフレッシュした。「まだまだ覚えることは山ほどあるし、1日でも早くプロに近づきたい」。実戦派の新人は、習うより慣れて開幕先発の座を勝ち取る。

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2015年2月7日のニュース