マーリンズ　今季盗塁王とメジャー通算１４２勝右腕の２選手を獲得

　米メディアは１０日、マーリンズがドジャースとのトレードでディー・ゴードン内野手（２６）とダン・ハレン投手（３４）を獲得したと報じた。ドジャースへは将来有望な左腕のアンドリュー・ヒーニー投手（２３）ら４選手が移籍する。

　ゴードンは今季、ドジャースのリードオフマンとして１４８試合に出場して打率２割８分９厘、２本塁打、３４打点をマーク。盗塁はリーグトップとなる６４と相手バッテリーをかき回し、チームの２年連続地区優勝に貢献。オールスターにも初選出された。

　チームは変わっても、リードオフマンとしての役割を期待されるゴードンだが、今季チーム盗塁数はリーグ１３位の５８とゴードン一人よりも少なかったマーリンズの起爆剤となるはずだ。

　ハレンは今季、先発ローテーションの一角として３２試合に登板して１８６回を投げ、１３勝、防御率４・０２をマーク。カージナルスで０３年にメジャーデビュー以来、１４２勝をこれまでに積み上げたベテラン右腕だ。

　ドジャースの地元であるカリフォルニア州出身のハレンは「家族のいるロサンゼルス以外でのプレーに興味はない」と語っていたが、今季の先発投手防御率４・０４でリーグ１２位と苦しんだマーリンズ先発陣の救世主として迎えられそうだ。