藤浪、大一番でG倒!7回無死満塁ピンチも「逆に開き直った」

[ 2014年10月15日 21:15 ]

<巨・神>7回のピンチを切り抜けた藤浪は雄叫びを上げる

セ・リーグCSファイナルS第1戦 阪神4―1巨人

(10月15日 東京D)
 阪神の先発・藤浪は7回を6安打1失点、6奪三振と好投し、ポストシーズン初白星。最速157キロのストレートにカットボールやカーブなどを交え巨人打線をねじ伏せた。

 「何とか初戦を取りたかったので(勝てて)よかった。短期決戦ということで独特の雰囲気だったし、いつもとは違う緊張感もあった。そんな中でも粘り強く投げることができました」。初戦の先発という大役を果たした高卒2年目の右腕は誇らしげに胸を張った。

 藤浪は7回に先頭の阿部に右越えソロを浴びて、チームのポストシーズでの連続無失点が27で途切れ、さらに無死満塁の大ピンチを迎えたが、そこからが本骨頂だ。「逆に開き直った。思い切り腕を振りました」と気迫の投球。代打セペダを一ゴロ併殺、2死二、三塁から同じく代打の井端を一飛に仕留め、雄叫びを上げた。

 今季は巨人戦に2試合登板し0勝2敗、防御率4・50と苦杯をなめさせられたが、大一番で雪辱。「目指すところは日本一しかないので、チーム一丸となって頑張っていきたい」。背番号19の言葉が敵地に力強く響いた。

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