青木 チェン攻略の一打で勝利貢献!下克上へ「明日勝って決めたい」

[ 2014年10月15日 13:02 ]

試合後のインタビュー中、捕手のペレスから水を浴びせられるかと思われた青木だったが…バケツは空で「入ってない!」と突っ込み(AP)

ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ロイヤルズ2―1オリオールズ

(10月14日 カンザスシティー)
 ロイヤルズがワイルドカードゲームから破竹のポストシーズン7連勝を飾り、29年ぶりのリーグ優勝とワールドシリーズ進出へ王手を懸けた。青木は1―1の6回に元中日の左腕チェンから決勝点の口火となる中前打を放って勝利に貢献。試合後は「勝ちにつながってよかった」と会心の一打を笑顔で振り返り、「いよいよですね。あと1勝でワールドシリーズ出られる」と興奮の面持ちで語った。

 オリオールズ先発のチェンを相手に「いつもと攻め方が違った」と第1、2打席は無安打に抑えられた。それでも「それを生かして3打席目はヒットを打つことができた」と6回、真ん中に入ったツーシームを中前打として出塁。勝負どころと見たヨースト監督はすかさず代走にダイソンを送った。するとホズマーが右前打で続いて1死一、三塁とし、バトラーが2番手ガウスマンから左翼に高々と犠飛を打ち上げてダイソンが生還。リリーフ陣は6回以降相手打線を完璧に封じ、持ち味の全員野球で白星をつかみとった。

 本拠地カウフマン・スタジアムのファンの前での逆転勝利。この日は漢字で“青木宣親”と書かれたヤクルト時代の応援旗を手にしたファンも登場し、青木を後押しした。「この雰囲気に気持ちが乗せられた。ファンが盛り上がってくれると、気持ちがどんどん入るのが自分でも分かる」と感謝の言葉を口にした青木。「とにかく一戦必勝。明日勝って決めたい」と力強く4連勝を宣言した。

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