パ・リーグ規定では続行 3年前ソフトが“消化イニング”

[ 2014年10月13日 05:30 ]

<神・広>歓喜の表情でベンチを飛び出すマートン(右端)ら阪神ナイン

セ・リーグCSファーストS第2戦 阪神0―0広島

(10月12日 甲子園)
 阪神が広島と引き分け、1勝1分けで球団初のファイナルS進出を決めた。ポストシーズンの引き分けは10年日本シリーズ、中日―ロッテ第4戦(2―2=延長15回)以来10度目。両軍無得点の引き分けは57年日本シリーズ、巨人―西鉄第4戦(延長10回)以来57年ぶり2度目になる。

 なお、プレーオフ、CSの引き分けは3度目だが、引き分けでステージを勝ち上がったのは今回が初めてだ。この2試合で阪神は21イニングを無失点。CSの連続無失点としては10年ファイナルSで中日がマークした22イニング連続無失点に次ぐ記録。

 パ・リーグのCSには「引き分けコールド」はなく、今回同様に12回表終了の時点でステージが決着しながら、試合を続行したケースが1度ある。11年ファイナルSソフトバンク―西武第3戦で、第2戦までにソフトバンクがアドバンテージ1勝を含む3勝0敗。12回表終了の時点で1―1と西武の勝ちがなくなり残り全勝でも3勝止まりとなったため、ソフトバンクの日本シリーズ進出が決定。ソフトバンクは12回裏に長谷川の適時打でサヨナラ勝ちし、花を添えた。12回表終了時、喜びのあまりベンチを飛び出した選手もいた。

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