新人唯一の侍大抜てき!巨人・小林に「恐れ多い」阿部背番10

[ 2014年10月10日 05:30 ]

巨人の全体練習で、バックホームのボールを処理する小林

侍ジャパン全28選手発表

(10月9日)
 背番号に期待が凝縮されていた。新人で唯一、侍ジャパンに選出された巨人・小林は、先輩の阿部が13年WBCで背負っていた背番号「10」を受け継ぐ。新人捕手は謙遜しながらも力強かった。

 「阿部さんがつけていた背番号なので恐れ多いですけど、期待も込めて選んでくださったと思う。こういう経験を自分の力にして、向上心を持ってやっていきたい」

 17年WBCを見据えた抜てきだ。1年目から63試合に出場し、打率・255、2本塁打、14打点。守備でも高い潜在能力を示し、小久保監督は「肩の強さもそうだし、インサイドワークなど思い切ったリードをする。経験を積ませて将来ジャイアンツのレギュラー、侍でもレギュラーを獲れるような、期待を込めての選出です」と説明した。

 今季、小林の盗塁阻止率は・417(12回中5回刺殺)を誇る。全米オールスターには、ア・リーグの首位打者で盗塁王に輝いたアルテューベ(アストロズ)も選出されており、「(対戦が)凄い楽しみ。守備が持ち味なので、しっかりやりたい」と自慢の強肩でメジャーのスピードスターに挑む。前田健や大谷ら、球界を代表する投手とバッテリーを組むが、「たくさん球を受けて、自分の考えを聞いてもらったり、教えてもらったりしたい」と目を輝かせた。

 東京ドームで行われたシート打撃では、CSファイナルステージ第2戦の先発が予定される沢村の球を受け、本番でもバッテリーを組むことが濃厚だ。「一生懸命泥くさく、自分の力を出せるようにやっていきたい」。日本一奪回に貢献し、日米野球でも強肩を見せつける。

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