執念ヘッスラ“連発”！オリックス　マジック点灯阻止

＜ロ・オ＞勝利を喜び合うオリックスナイン

パ・リーグ オリックス７－２ロッテ

（9月21日 ＱＶＣ）
　オリックスが終盤の集中打で、ソフトバンクの優勝マジック点灯を阻止した。２―２の８回。１死満塁としてヘルマンの中前打で１点を勝ち越した。続く代打川端は二ゴロで併殺に終わるかと思われたが「（平野）恵一さんが乗り移った。自然に出た」とヘッドスライディングで一塁に生きて１点を追加。伊藤の走者一掃の３点二塁打を呼び込んだ。

　逆転サヨナラ負けした前日の試合後、ロッカールームで選手だけの緊急ミーティングを開いた。その場で平野恵が「やってきたことを信じよう。もう一度、みんなでやろう」と声を掛けた。そのベテランは初回に安打で出塁し、暴投で三塁を狙った際にはヘッドスライディング。７回にも三ゴロで頭から一塁に滑り込むなど、体を張ったプレーでチームを鼓舞した。

　２３日からは最後の本拠地・京セラドームで西武と４連戦。森脇監督は「ある力を全て出し切る」と力を込めた。