歳内 プロ初勝利知らなかった「言われてびっくりした」

[ 2014年7月30日 21:41 ]

<神・ヤ>プロ初勝利を挙げた歳内はウイニングボールを手にガッツポーズ

セ・リーグ 阪神5―4ヤクルト

(7月30日 甲子園)
 阪神の3年目右腕・歳内が絶対絶命のピンチをしのぎ、プロ初勝利を挙げた。

 「走者は気にせず、無我夢中で投げた。(プロ初勝利は)試合が終わってから言われてびっくりした」

 4回、先発の二神が1点を失い、なおも無死満塁の場面で登板。石山を見逃し三振、山田を空振り三振、森岡を二ゴロに打ち取り1回を無安打無失点。追加点を許さず流れを引き寄せると、その裏打線は相手の失策も絡めて4点を奪い逆転し、うれしいプロ初勝利が転がり込んだ。

 履正社(大阪)出身の山田とは10年夏の甲子園で対戦し、完投勝ちも本塁打を許した。「高校の時、甲子園で打たれた。その気持ちがありつつ抑えた」と、切れ味鋭いフォークで空振りを奪った。

 母校・聖光学院(福島)も甲子園出場を決めた夏。

 「勝ててうれしいが、一つ一つやっていきたい」と気を引き締めていた。

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