“長野久義デー”だ！西討ち先制三塁打「最高にうれしいです」

＜巨・オ＞スタンドの声援に答える長野

交流戦 巨人８―０オリックス

（6月17日 東京Ｄ）
　「長野久義デー」と銘打たれた試合で巨人・長野がお立ち台に上がるとスタンドの興奮は最高潮に達した。「たくさんのファンの方に来ていただけて感謝しています。最高にうれしいです」。

　試合の流れを一気に引き寄せる一打だった。４回２死一、二塁から外角高めのスライダーを叩く。打球は右翼フェンス直撃の三塁打。オリックスの西から２点を奪った。「いいピッチャーなので、なかなか打てないと思っていたけど、スムーズに（バット）が出ました」の声が弾んだ。

　続くロペスの中前適時打で３点目のホームを踏むと、チームは５回に阿部の３ランで西をＫＯ。交流戦優勝を争うオリックスとの直接対決を制し、連勝を７に伸ばした。

　原監督は「長野らしい一打でしたね。今季１番と言えるぐらい、いい形の打席だった」と絶賛。打率２割６分台と本調子ではなく、この日は８番で出場だった長野が完全復調すれば、チームはさらに上昇気流に乗りそうだ。