巨人3位転落…乱調5失点杉内に川口コーチ「試合を任せられないよ」

[ 2014年4月26日 05:30 ]

<広・巨>KOされベンチで汗をぬぐう杉内

セ・リーグ 巨人3-7広島

(4月25日 マツダ)
 巨人は首位広島との3連戦初戦に敗れて3位転落。最大の敗因は杉内の乱調だった。「先頭打者をあれだけ出塁させてしまっては…。スライダーが曲がらなかった。リズムもなかった…」。6回途中で7安打5失点とベンチの期待を裏切った。

 6イニング中、5回も先頭打者を出塁させた。そのうち、本塁打を含む4度が失点に直結。特に初回は堂林にストレートの四球を与えた。チームの士気を下げると、5回にも同じく先頭の堂林にストレートの四球。川口投手総合コーチも「試合を任せられないよ」と厳しい言葉を投げかけた。

 今季4度目の登板で初勝利を挙げた18日の中日戦(東京ドーム)は直球主体。原監督も「非常に攻めていましたね」と評するなど復調気配も感じられたが、この日は一転してスライダーを多投。だが、曲がらず高めに抜け、制御不能となった。

 「6回マウンドに上がって、0点が2イニングでは、なかなかリズムが出てこないよね」と首をかしげた指揮官。チームは中継ぎ陣の不調で投手陣の台所事情は苦しい。その中でけん引する立場でなくてはならない杉内に、輝きが戻ってこない。

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2014年4月26日のニュース