アンダーソンV弾 原監督指導&由伸に“弟子入り”効果だ

[ 2014年3月3日 05:30 ]

<巨・ヤ>7回無死アンダーソンは左越えに本塁打を打つ

オープン戦 巨人1―0ヤクルト

(3月2日 東京ドーム)
 巨人の新外国人・レスリー・アンダーソン外野手(31)が2日、ヤクルトとのオープン戦で決勝ソロを含む3打数3安打と大当たりした。キャンプでは打撃不振に陥っていたが、高橋由伸外野手(38)を参考にして打撃フォームを修正。この日は全て左方向に安打し、2試合連続のマルチ安打をマークした。下位打線に座る球団初のキューバ人助っ人が活躍すれば、巨人打線の破壊力はさらに増す。

 これが新助っ人の実力だ。0―0の7回先頭。アンダーソンは右腕・山本哲の外角高め143キロ直球を逆らわずにバットに乗せた。打球は左翼最前列へ。来日初アーチはチームにとっても今季のオープン戦第1号。ナインにハイタッチで迎えられるとトレードマークの金歯をのぞかせた。

 「日頃からヨシノブさん(高橋由)やムラタさんの打撃を観察している成果が出て良かった」

 前日は引っ張って2二塁打。この日は、2回2死で左腕・ナーブソンから、5回無死一塁の第2打席では右腕・カーペンターからいずれも左前打した。全て左方向の安打に「外の配球が多かったので、逆らわずにうまく打てた」と胸を張った。

 キャンプ中の実戦は21打数3安打、打率・143と苦しんでいた。そのため2月15日からの沖縄2次キャンプでは原監督から直接指導を受け、さらに同じ左打者の高橋由の打撃フォームを観察。タイミングの取り方を参考にし、試合後も居残り特打で打ち込んだ。

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2014年3月3日のニュース