巨人 アンダーソン大当たり 勤勉なキューバ人新助っ人

[ 2014年3月3日 07:17 ]

<巨・ヤ>7回無死アンダーソンは左越えに本塁打を打つ

オープン戦 巨人1―0ヤクルト

(3月2日 東京ドーム)
 巨人の新外国人・レスリー・アンダーソン外野手(31)が2日、ヤクルトとのオープン戦で決勝ソロを含む3打数3安打と大当たりした。

 この日の試合前には、清水打撃コーチから「始動を早めて、ゆったりとテークバックしてスイングしなさい」と助言された。ビデオで撮影しながらティー打撃を繰り返し、スロー映像を確認。これまで差し込まれることが多かったが、ボールを引きつけて広角に打ち分ける本来の形を取り戻した。その結果が左方向への3安打だった。

 原監督は「(本塁打は)レフトにね。ああいうのが一番良いスタイル」とうなずいた。球団初のキューバ人助っ人は、バント練習にも多くの時間を割くなど勤勉な性格で「もっと打てるようにこれからも練習していきたい」とどん欲だ。外野の層は厚いが、背番号42が本拠地でレギュラー獲りを強烈にアピールしたのは間違いない。

 ◆レスリー・アンダーソン 1982年3月30日、キューバ出身の31歳。大学卒業後キューバ国内リーグでプレーし、06、09年キューバ代表としてWBC出場。09年に亡命し、10年レイズ入団。大リーグ出場はなく昨季は3Aダーラムで119試合で打率.292、14本塁打、74打点。1メートル85、93キロ。左投げ左打ち。1年契約で年俸6000万円。

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2014年3月3日のニュース