ロッテ翔太 アフロで5年目誓い “英雄”具志堅氏に「近づけるように」

[ 2014年1月9日 06:39 ]

アフロヘアを披露する翔太

 アフロで大変身だ。ロッテ・翔太が、故郷の沖縄県石垣市の英雄で「カンムリワシ」の異名を持つプロボクシング元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(58)にあやかり、アフロヘアでQVCマリンに現れた。

 「何かを変えようと思った。具志堅さんは地元の凄い人。一歩でも近づけるように」

 プロ5年目となる今季。もう後がない。「今年で最後ぐらいの覚悟でやる」と初の1軍出場に向けて、まずは「外見」を大胆に変えた。これまで短髪だったが、先月中旬に同級生の美容師に「具志堅用高みたいにしてよ」と頼み、3時間を要して「ちょっちゅねヘア」が完成した。ロッテ投手で兄の祐太も大爆笑。この日もチーム関係者から頭につまようじを刺されて冷やかされたが、翔太は気にしない。

 変身と同時に、変心もした。原点に立ち返る意味で、今季から登録名を本名の大嶺翔太に変更する意向を明らかにした。さらに禁酒も敢行。「地元の仲間が集まった席でも誘惑に負けなかった」。昨年12月23日に帰郷してからは、年末年始も休むことなく毎日20キロのランニングを続けた。

 今春は石垣島での1、2軍合同キャンプ。もちろんアフロヘアのまま凱旋するという翔太は、2月16日に同島で初開催されるオリックスとのオープン戦に兄弟で出場することが当面の目標だ。

続きを表示

この記事のフォト

2014年1月9日のニュース