片岡 史上2人目の両リーグ盗塁王宣言「意識してやる」

[ 2014年1月8日 05:30 ]

背番号の8が着いたウインドブレーカーで練習する片岡

 西武からFA権を行使して巨人に移籍した片岡治大内野手(30)が都内のグラウンドで自主トレを公開し、史上2人目の両リーグ盗塁王獲得を誓った。

 片岡は約1時間、ランニングなどで軽快な動きを見せ、「目標高く、セ・リーグで盗塁王を獲れるように意識してやる」と宣言した。

 西武では07年から4年連続で盗塁王を獲得。両リーグ盗塁王は、過去に阪急で56、57年、中日で62年に獲得した河野旭輝しかいない。違うリーグで対戦のない投手も多いが「やってみないと感覚も分からない。スタートを切る勇気を持っていきたい」と力強かった。

 最近3年は下半身の故障が続いた。出場試合数は100試合に届かず、盗塁数も直近2年は1桁だった。下半身への負担減と俊敏性を増すため、正月は大好きな餅を食べず、体重も2キロ減の80キロに。スパイクも昨年12月に足型から取り直してフィット感を重視し、東京ドームの人工芝に合うソールも選定中と、足元から見つめ直している。

 トレーニングウエアの左胸には、巨人でつける背番号8の刺しゅうがあった。原監督が現役時代につけた番号。「重みを感じる意味でつけさせてもらっている」と決意を胸に飛躍を誓った。

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2014年1月8日のニュース